(少しだけネタばれが含まれているのでご注意を)
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■食卓の騎士
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 Dragonmarkのひとつ、"Mark of Sentinel"を所持するHouse Deneithの領地にやってきたハーフリング隊。構成はいつもの3人に、最近よくご一緒させていただいているWizardのHeavyMetalさんを加えた4人である。HeavyMetalさんがまだやったことのない、手ごろなHouseものクエストを求めてHammersmith's Innを訪れた次第だ。
 
 Hammersmith's Innでは、House Deneithの傭兵ギルド"Blademarks Guild"に所属する4人が食事をしている。すなわち、Deneith家の一員である"Keane d'Deneith"、エルフの"Giggs Elorrethi"、ドワーフの"Neville Stormhammer"、ハーフリングの"Scholes of Vedykar"の4人だ。この4人からは、それぞれ1つずつクエストを受けることができる。キャンペーンというほどのものではないが、すべてこの地区の地下水路にまつわるものである。水路は地下4層からなり、それぞれの層に1つずつクエストが存在するというわけだ。

 今回の冒険記は、"Scholes of Vedykar"から請け負うクエスト"The Depth of Discord"でのお話である。

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Blademarks Guildの面々

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■潜入
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 さて、このクエスト、すでにハーフリング隊は3人で終わらせてしまっている。よって、難易度"Hard"が選択可能。無論、我々にHard以外の選択肢は許されないのだ!クエストの概要は、Landshadeという名のEarth Elementalを探し出し、抹殺することである。うむ、わかりやすい。

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 さすがにHardらしく、それなりに手ごたえのあるトロルたちを、危なげなく退け奥へと進む一行。やがて、Earth Elementalたちが横たわる通路にたどり着いた。Earth Elementalは一発一発のダメージが大きい上に、非常に硬く、物理ダメージに強い。我々にとっては天敵とも言えるタイプだ。
 
 かなり消耗はしたものの、ガチンコ・バトルで3体のEarth Elementalを倒した我々は、阻む敵のいなくなった通路に入ろうとした。が!なんとさきほど倒したはずのEarth Elementalが再び横たわっているではないか。Llewさんいわく、どうもバグっぽい。SPがほとんど尽きたパーティーに、もう一戦ガチンコ・バトルを乗り切る余力はない。ここは戦わず、こっそり通る作戦に変更することになった。
 
 Zylmethさんの持つWand of Invisibilityで全員を透明にし、こっそりSneakでEarth Elementalのそばを横切るという、わかりやすいこの作戦。まずはLlewさんが通路の向こう側に到達した。Pericもそれに続くのだが、ズボラな私はInvisibilityがあれば大丈夫だろうと、鎧の音を立てながら通り過ぎようとする。ゆっくりと動き出すEarth Elemental。
 
 うお、ばれたー!?

 そりゃ姿は見えなくとも、フルプレートをガチャガチャ言わせてれば、わかるよな・・・。

 強烈な一撃を被り、PericのHPは一気に30%にまで下がる。さらに特殊攻撃で短時間硬直のおまけつき。万事休すかと思われたが、硬直解除後、一目散に後退し、なんとか助かった。そこでLlewさんが一言、
 
 「鎧脱がなきゃだめだよ?」
 
 ・・・見てないはずのに、なんでバレたんだぁあ!?

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■衝撃のクロスボウ
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 通路を渡りきったところで、一行はShrine(※)を発見し、最後の戦いに備える。

 ボスであるLandshadeの部屋には、ボスを含めて3体のEarth Elementalが待ち構えている。何も考えず突っ込むのは無謀である。一行は手早く作戦を確認した。

Llew「入り口にひっかける。ペットをお願い」
Peric「ヒールに専念するね」

 状況がはっきりしているので、この程度の会話でハーフリング隊は意思疎通ができている。
  ・Llewさんが部屋の入り口で、すべての敵を食い止める。
  ・よって、Llewさんは防御を最優先し、攻撃はほとんど行わない。
  ・弾除けと与ダメージの足しにするためペットを投入する。
  ・Pericは攻撃に一切参加しない。
 結論としては「Wizardの先生方、我々で抑えますんで、一気に魔法で殺っちゃってください」ってなわけである。

 唱えうるすべての防御呪文をLlewさんに施し、Landshadeたちとの戦闘開始。Llewさんは3体の敵をしっかり受け止め、我々のいる通路と部屋をつなぐ入り口に立ち塞がる。DDOでは、敵のいる場所は素通りできないので、せまい場所で前衛がせき止めれば、敵は後衛のほうへ移動できない。逆に味方が移動の邪魔になることはなく、シミュレーション・ゲームで言うZone of Controlの概念に近い。

 戦闘は予想以上に長引いた。PericとZylmethさんのSPもほとんど残っていない。やむを得ず、回復は緊急時以外、ワンド(※)に切り替えた。ほんの少し残っているDivine Vitality(※)をZylmethさんに使いたいところだが、怖くてなかなかLlewさんからターゲットをはずせない。すでに、一度HPが0を指している。敵の正確な数を確認する余裕はないが、まだ複数残っているようである。

 遂にZylmethさんのSPが完全に底をつき、攻撃もMagic Missaileのワンドに切り替えてきた。ワンドのMagic Missaileでは、おそらくダメージ量は少ないだろう。これは本当にやばい。

 あとはSPをかなり残しているHeavyMetalさん頼りか。
 と、その時、私のモニター上、PericのとなりにHeavyMetalさんの姿が映った。

 !!!!!?????
 めっちゃクロスボウ撃ってる!?

 しまった。ハーフリング隊の作戦意図は伝わっていなかったのだ。そりゃそうだ、さすがに言葉が少なすぎである。おそらくHeavyMetalさんは、後に何かあったときのためにSPを温存しているのだろう。しかし、このままでは我々に明日はない。

 この状況を打破するため、HeavyMetalさんに攻撃呪文を撃ってもらうよう、チャットでタイプ。一瞬だけターゲットを切り替え、ZylmethさんへほんのちょっとだけSPを送ることにも成功した。すばやくチャットに反応し、水を得た魚のように攻撃呪文を撃ちまくるHeavyMetalさん。少ないSPで効率的かつ確実にダメージを与えるZylmethさん。勢いに乗る二人のWizardを前に、遂に大地の精霊は力を失い、崩れ落ちた。

 かなり危ういギリギリの戦いだったが、画面上で繰り広げられた、
  ・「うわ、ギリギリだ。やばい!」と焦るPericとZylmethさん
  ・一心不乱にクロスボウを撃つHeavyMetalさん
 という対照的な光景が、不意におかしくなって、モニターの前で大笑いしたのはナイショである。

 ギリギリの戦いを乗り切るスリル。作戦を練り、それが成功したときの達成感。そして、コンピューター相手では味わえない、人間らしいやりとり。いろんな要素がこのボス戦に凝縮されていて、非常に楽しかった。うんうん、やっぱりいいね、こういうの。

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打ち倒されたLandshade。残念ながら、今回はSSを撮っていなかったため、初めて倒したときの写真で勘弁

※Shrine・・・DDOではSPとHPが自然回復しない。回復させるには、Shrineで休息をとる必要がある。ただし1箇所につき1回のみである。
※ワンド・・・DDOにはSPを使わず魔法を行使できるワンドが存在する。もちろん、回数は有限で、お値段もかなり高い。
※Divine Vitality・・・仲間のSPを回復させるクレリックの特殊技能(Enhancement)。TurnUndeadの使用回数を消費する。