Peric's Web〜ペリックの隠れ家

Category : 『2006年04月』

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DDO冒険記6「Valakの霊廟」

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■Dead Girl
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 House of Jarascoにある霊園の一角でたたずむ若い女性。しかも"Dead Girl"と名乗っている。今回は、このうさんくさい匂いがプンプンするDead Girlさんからの依頼である。

 さて、彼女からの話をまとめると、

・日のあたる場所を好まず、墓場でよく過ごすため、"Dead Girl"というあだ名がつけられた。
・自分の研究の完成には、最近亡くなった師匠"Valak"の持つ呪文書が必要である。
・呪文書は彼の霊廟に納められているが、そこには数多くの罠や不浄な輩がひしめいている。
・さらに霊廟には侵入者を追い出すための魔法が施されている。

 といったところだ。

 Peric「せ、先生。これは、単なる墓荒らしなのでは?」
 Llew「違う!これは"墓荒らし"ではなく"美女からの依頼"に分類されるのだ!」
 Peric「RPGの王道!?」
 Llew「うむ。たとえ、だまされることになろうとも、受けねばなるまい」
 Peric「男のロマンですね!隊長!」
 Llew「ふぅううじこちゃああん」
 
 と言った会話があったとかなかったとか(多少フィクションあり)。

 それはさておき、自分の家を"途方もない金持ち"だと豪語する"Dead Girl"の依頼を受け、一行はValakの霊廟へと足を踏み入れるのであった。(ちなみにLlew隊長は「こいつヴァンパイアだとかいうオチじゃないか?」と予想していた。果たして真偽やいかに!?)

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怪しいDead Girl

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■Pericの失敗
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 まず、入って気づいたのは、Quest Objectivesウィンドウでひたすらカウントダウンされていくタイマー。そう、このクエストには時間制限があったのだ。おそらく、一定時間を越えると"Dead Girl"の言っていた、侵入者を追い払う魔法が働くのであろう。
 この手のクエストは、慎重さを重視する我々の攻略法と非常に相性が悪い。案の定、一度目のチャレンジは時間切れに終わった。うーむ、余力が残っていただけにちょっと悔しい。

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 一度目のチャレンジで、Shrineがそこそこあるとわかったので、二度目はSPを使い尽くさない程度に、スピードを重視しながらのプレイとなった。私もひさびさに"Turn Undead"やカメハメ波(※)を大開放で、非常に気持ちがいい!わらわらと寄ってくるUndeadの真ん中に立ち、一発ですべてをTurnできたときなんか、ほんとスカッっとするのだ。

 侵攻スピードは、かなり早かった。1度目のチャレンジであらかじめ知っていた部分はもちろん、未知のマップでもスピードは全く落ちていない。ほとんどチャットを使っていないのに、アドリブの効いたいいチームワークだったと思う。自画自賛!友情パワー!
 しかし、それでも時間はギリギリ。最後と思われる部屋に辿り着いた私は、いままでのハイ・ペースで調子に乗っていたのと、焦りとで慎重さを失っていた。なるべく早く多くの敵をTurnさせようとして、部屋の真ん中に陣取り、わらわらと迫ってくる敵にTurnを数発。さらに、敵の中にやっかいなクレリック・タイプのUndeadがいたため、それに向かってSearing Lightを放とうとした。
 が、その時!クレリックの唱えた"Sound Burst"(※)の轟音があたりに鳴り響き、私のFortitude Saveのダイス目は4!この肝心なところで気絶してしまったのだ。

 クレリックと霊廟の主"Valak"(のUndead)の集中砲火を受けた私は、気絶から回復することなく、その場に崩れ落ちる。Llewさんがひきつけている間、ZylmethさんがHealスキルで治療を試みてくれたが、その甲斐もなく失血で死亡してしまった。

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見事にSave失敗!

 程なくHeavyMetalさんも昇天し、残るはLlewさんとZylmethさんだけとなる。しかし、BossのHPを見てみると40%以下まで減ってきている。Llewさんが逃げながらひきつけ、ZylmethさんはSPを使い切りながらも、WANDをうまく使い、少しずつダメージを与えているようだ。

 ここでまたも私は重大な判断ミスをしてしまう。Llewさんが敵をひきつけている間、ZylmethさんにShrineまで、私たちのSoul Stoneを運んでもらい、蘇生後、戦列に復帰しようと考えたのだ。Zylmethさんにその旨を伝え、Shrineに走ってもらう。しかし、私は残り時間のことをすっかり忘れていた。結局、ZylmethさんがShrineまで辿り着くことなく、タイムオーバー。霊廟に施された魔法で外に放り出されてしまった。
 うううん、あのままZylmethさんに戦ってもらってれば、勝ててた気がする・・・。それ以前に、開戦時もっと慎重に、サポートに専念していれば・・・。いろいろと反省することの多い一夜であった。

 ちくしょーーくやしいーーーー!しかし、この試行錯誤がまた楽しいのだ。うんうん。
 こうして、ダメ・クレリックの旅は続くのである。

※カメハメ波・・・Clericのレベル3呪文"Searing Light"。モーションがカメハメ波に似ているのだ!
※Sound Burst・・・Clericのレベル2呪文。効果範囲内の敵に轟音によるダメージと数秒間の気絶状態を与える。

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オテンバ成長記VOL.5

 すっかり実家になじんだオテンバ娘も、そろそろ生後2ヶ月を迎えます。成長にするにつれて、縞模様がよりはっきり出始めました。両親は真っ黒に少し茶色が入った感じなのですが、この子の場合は銀色の縞になるようです。おじいちゃんが立派な銀色縞らしいので、それを受け継いだのかもしれません。

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■おねむ!もうちょっとで耳が立ちそう。

 あいかわらず、豚耳が大好きです。

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■ん?

 もうちょっと、近づいてみましょう。

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■なに?なに?

 この辺が限界かなぁ?これ以上近づくと・・・。

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 うわ、なにをする、やm(ry

 「ぺろぺろぺろぺろー」

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DDO冒険記5「Free Fall」

 それは、拡張モジュール第1弾「Dragon's Vault」リリース初日の出来事。とあるクエストを遂行する、Cleric/Wizard/Wizardの3人。彼らの前には、非常に深い縦穴があった。

 縦穴の壁には木造の足場とハシゴが据え付けられている。うまく飛び移りながら移動すれば、特に被害なく降りられるだろう。しかし足を滑らせたら、おそらく命はない。こんな時、役に立つのがFeather Fallの呪文である。魔法の力で落下速度を大幅に減少させ、どんな高度からでも安全な着地を可能にする。そして、落下死がトラウマとなっているZylmethさんは、この呪文をSpell Slotに常駐させているのだ。

Zylmeth「FFいきますよー」

 安全かつ速やかな移動のため、気をきかせたZylmethさんはそう宣言した。

 狭い木製の足場で、じっとFeather Fallの詠唱を待つメンバー。一同の注目を受けるZylmethさん。次の瞬間、我々は驚くべき光景を目の当たりにした。

 Zylmethさんが突然駆け出したかと思うと、そのまま縦穴に飛び込んだのだ!

 しばしの沈黙・・・

 ドサッ

 ・・・。

 うむ、非常に漢らしい!

 自らネタを振り、自らボケる。最深部まで落下すれば、間違いなく死ぬであろう。にもかかわらず、体を張って笑いをとる貪欲な姿勢。これは見習わねばならないところだ。さすが、日ごろから「Eberronのジャッキー・チェンに、オレはなる!」と公言してやまないZylmethさんである。

 だが、良い子は真似しちゃダメだぞ!

 落下距離、着地点の材質、風速、自身の身体能力を瞬時に計算し、HPバーをすれすれ1%残して生き残るという"お笑いコンピューター"Zylmethさんにしかできない芸当だ!あと深い縦穴を見つけても「Zylさん、ここ飛んでー」とかあおっちゃだめだぞ!本気で飛びかねないから!

※実際はラグのせいで起こった不慮の事故です:D

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DDO冒険記4「The Depth of Discord」

(少しだけネタばれが含まれているのでご注意を)
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■食卓の騎士
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 Dragonmarkのひとつ、"Mark of Sentinel"を所持するHouse Deneithの領地にやってきたハーフリング隊。構成はいつもの3人に、最近よくご一緒させていただいているWizardのHeavyMetalさんを加えた4人である。HeavyMetalさんがまだやったことのない、手ごろなHouseものクエストを求めてHammersmith's Innを訪れた次第だ。
 
 Hammersmith's Innでは、House Deneithの傭兵ギルド"Blademarks Guild"に所属する4人が食事をしている。すなわち、Deneith家の一員である"Keane d'Deneith"、エルフの"Giggs Elorrethi"、ドワーフの"Neville Stormhammer"、ハーフリングの"Scholes of Vedykar"の4人だ。この4人からは、それぞれ1つずつクエストを受けることができる。キャンペーンというほどのものではないが、すべてこの地区の地下水路にまつわるものである。水路は地下4層からなり、それぞれの層に1つずつクエストが存在するというわけだ。

 今回の冒険記は、"Scholes of Vedykar"から請け負うクエスト"The Depth of Discord"でのお話である。

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Blademarks Guildの面々

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■潜入
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 さて、このクエスト、すでにハーフリング隊は3人で終わらせてしまっている。よって、難易度"Hard"が選択可能。無論、我々にHard以外の選択肢は許されないのだ!クエストの概要は、Landshadeという名のEarth Elementalを探し出し、抹殺することである。うむ、わかりやすい。

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 さすがにHardらしく、それなりに手ごたえのあるトロルたちを、危なげなく退け奥へと進む一行。やがて、Earth Elementalたちが横たわる通路にたどり着いた。Earth Elementalは一発一発のダメージが大きい上に、非常に硬く、物理ダメージに強い。我々にとっては天敵とも言えるタイプだ。
 
 かなり消耗はしたものの、ガチンコ・バトルで3体のEarth Elementalを倒した我々は、阻む敵のいなくなった通路に入ろうとした。が!なんとさきほど倒したはずのEarth Elementalが再び横たわっているではないか。Llewさんいわく、どうもバグっぽい。SPがほとんど尽きたパーティーに、もう一戦ガチンコ・バトルを乗り切る余力はない。ここは戦わず、こっそり通る作戦に変更することになった。
 
 Zylmethさんの持つWand of Invisibilityで全員を透明にし、こっそりSneakでEarth Elementalのそばを横切るという、わかりやすいこの作戦。まずはLlewさんが通路の向こう側に到達した。Pericもそれに続くのだが、ズボラな私はInvisibilityがあれば大丈夫だろうと、鎧の音を立てながら通り過ぎようとする。ゆっくりと動き出すEarth Elemental。
 
 うお、ばれたー!?

 そりゃ姿は見えなくとも、フルプレートをガチャガチャ言わせてれば、わかるよな・・・。

 強烈な一撃を被り、PericのHPは一気に30%にまで下がる。さらに特殊攻撃で短時間硬直のおまけつき。万事休すかと思われたが、硬直解除後、一目散に後退し、なんとか助かった。そこでLlewさんが一言、
 
 「鎧脱がなきゃだめだよ?」
 
 ・・・見てないはずのに、なんでバレたんだぁあ!?

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■衝撃のクロスボウ
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 通路を渡りきったところで、一行はShrine(※)を発見し、最後の戦いに備える。

 ボスであるLandshadeの部屋には、ボスを含めて3体のEarth Elementalが待ち構えている。何も考えず突っ込むのは無謀である。一行は手早く作戦を確認した。

Llew「入り口にひっかける。ペットをお願い」
Peric「ヒールに専念するね」

 状況がはっきりしているので、この程度の会話でハーフリング隊は意思疎通ができている。
  ・Llewさんが部屋の入り口で、すべての敵を食い止める。
  ・よって、Llewさんは防御を最優先し、攻撃はほとんど行わない。
  ・弾除けと与ダメージの足しにするためペットを投入する。
  ・Pericは攻撃に一切参加しない。
 結論としては「Wizardの先生方、我々で抑えますんで、一気に魔法で殺っちゃってください」ってなわけである。

 唱えうるすべての防御呪文をLlewさんに施し、Landshadeたちとの戦闘開始。Llewさんは3体の敵をしっかり受け止め、我々のいる通路と部屋をつなぐ入り口に立ち塞がる。DDOでは、敵のいる場所は素通りできないので、せまい場所で前衛がせき止めれば、敵は後衛のほうへ移動できない。逆に味方が移動の邪魔になることはなく、シミュレーション・ゲームで言うZone of Controlの概念に近い。

 戦闘は予想以上に長引いた。PericとZylmethさんのSPもほとんど残っていない。やむを得ず、回復は緊急時以外、ワンド(※)に切り替えた。ほんの少し残っているDivine Vitality(※)をZylmethさんに使いたいところだが、怖くてなかなかLlewさんからターゲットをはずせない。すでに、一度HPが0を指している。敵の正確な数を確認する余裕はないが、まだ複数残っているようである。

 遂にZylmethさんのSPが完全に底をつき、攻撃もMagic Missaileのワンドに切り替えてきた。ワンドのMagic Missaileでは、おそらくダメージ量は少ないだろう。これは本当にやばい。

 あとはSPをかなり残しているHeavyMetalさん頼りか。
 と、その時、私のモニター上、PericのとなりにHeavyMetalさんの姿が映った。

 !!!!!?????
 めっちゃクロスボウ撃ってる!?

 しまった。ハーフリング隊の作戦意図は伝わっていなかったのだ。そりゃそうだ、さすがに言葉が少なすぎである。おそらくHeavyMetalさんは、後に何かあったときのためにSPを温存しているのだろう。しかし、このままでは我々に明日はない。

 この状況を打破するため、HeavyMetalさんに攻撃呪文を撃ってもらうよう、チャットでタイプ。一瞬だけターゲットを切り替え、ZylmethさんへほんのちょっとだけSPを送ることにも成功した。すばやくチャットに反応し、水を得た魚のように攻撃呪文を撃ちまくるHeavyMetalさん。少ないSPで効率的かつ確実にダメージを与えるZylmethさん。勢いに乗る二人のWizardを前に、遂に大地の精霊は力を失い、崩れ落ちた。

 かなり危ういギリギリの戦いだったが、画面上で繰り広げられた、
  ・「うわ、ギリギリだ。やばい!」と焦るPericとZylmethさん
  ・一心不乱にクロスボウを撃つHeavyMetalさん
 という対照的な光景が、不意におかしくなって、モニターの前で大笑いしたのはナイショである。

 ギリギリの戦いを乗り切るスリル。作戦を練り、それが成功したときの達成感。そして、コンピューター相手では味わえない、人間らしいやりとり。いろんな要素がこのボス戦に凝縮されていて、非常に楽しかった。うんうん、やっぱりいいね、こういうの。

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打ち倒されたLandshade。残念ながら、今回はSSを撮っていなかったため、初めて倒したときの写真で勘弁

※Shrine・・・DDOではSPとHPが自然回復しない。回復させるには、Shrineで休息をとる必要がある。ただし1箇所につき1回のみである。
※ワンド・・・DDOにはSPを使わず魔法を行使できるワンドが存在する。もちろん、回数は有限で、お値段もかなり高い。
※Divine Vitality・・・仲間のSPを回復させるクレリックの特殊技能(Enhancement)。TurnUndeadの使用回数を消費する。

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DDO冒険記3「Edvagの倉庫」

(※今回の冒険記はネタばれが多分に含まれるのでご注意を)
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■Edvag Goodgold
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 Maraketplaceの酒場"The Rusty Nail"で、Houseでの仕事に興味があるという、Yellow、HeaveMetalの2人を加えたLlewたち一行は、House of Kundarkを訪れていた。顔見知りの同業者から聞いた話では、Houseでの仕事は、やっかいなものが多いが、それに見合うだけの実入りがあると言う。
 Marketplaceから、高く堅牢な門をくぐると、そこはもうHouse of Kundarkの自治領である。道には石が敷き詰められ、石造りの建造物が立ち並ぶ。Houseの敷地というよりは、まるで工業都市のようである。

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巨大な建築物が並ぶHouse of Kundark

 やがて、 Ever Full Flagon亭と書かれた看板を見つけたZylmethが、誇らしげな顔で店を指差した。
 
「あそこですよ、あそこ!」

 言い終わらないうちに、Zylmethは店に向かって、駆け出していた。

 Ever Full Flagon亭はそれほど変わった酒場ではなかったが、集まる客層はいくぶん違っているようだ。奥のテーブル席に腰掛けたドワーフなどは、いかにも高価そうな衣服で着飾っている。しかしながら、その装いとは不釣合いに、当のドワーフはかなり酔っ払っているようである。Pericはその光景が珍しく、ぼんやりとそちらを眺めていた。その視線に気づいたのか、ドワーフは頭を上げると、機嫌悪そうにPericを睨んだ。

「なんか用かね、僧侶殿」

 聖職者が身に着けるシンボルを目ざとく見つけたドワーフは、低く太い声で話しかけた。

「す、すみません。別にお邪魔するつもりはなかったんです」

 突然のことに、少し慌てながらPericは答えた。その様子を見たドワーフは、首を横に振りながら言葉を続けた。

「あぁ、いやいや、気にせんでくれ。ワシの虫の居所が悪いのは、あんたのせいじゃない。実は、ワシの持っておる倉庫のひとつで、ちと悪い知らせが届いたところでね」

 先ほどまでは、ひどく酔っ払っているように見えたドワーフだが、今ではかなり深刻な表情をしている。急に気の毒に思えてきたPericは、理由を尋ねた。

「一体何があったのですか?」

「ワシが仕事でKhorvaireに行っておる間に、倉庫のひとつに賊が押し入ったんじゃ。そいつらは、どうやったかは知らんが、ある物を破壊しよった。そのせいで、時を止める魔法で封じられた怪物たちが、何匹か逃げ出してしまったかもしれん」

 時を止める魔法などという、予想もしなかった言葉にPericは、少なからず驚いた。

「それはまた、大変な話ですね。それにしても、貴方のその倉庫は、一体何を保管しているのですか?」

 肩をすくめて、ドワーフは苦労話を続けた。

「ワシらは蓄えられるものなら、なんでも保管しておるよ。どんな物も倉庫に入れる前に、あらゆる予防策が施しておるので、通常ならこのような場合でも、問題にはならん。しかし、運が悪くというか、愚かにも今回壊された物には予防策がとられておらんかった。荷物の回収をするために、怪物どもを片付けねばならんのじゃが・・・。」

 その話を横で聞いていたLlewが口を開いた。

「よかったら、我々がその倉庫を見てこようか?」

 Llewはこの話はチャンスだと考えていた。身なりと話から察するに、このドワーフはそれなりの社会的地位があるようだ。House of Kundarkで活動するにあたって、ここで貸しを作っておく事は悪い話ではない。もし、さほど影響がなかったにせよ、今回の件をうまく収めれば、このHouseで噂になるはずである。

 そのLlewの言葉を聴いたドワーフの表情は明るくなった。

「やってくれるか?そうしてくれると非常に助かる!」

 その後、Edvag Goodgoldと名乗るそのドワーフと、細かいことをいくつか相談したLlewは、仲間たちにいきさつを説明した。特に反対する者もなく、出発は侵入者が残っている可能性を考慮し、本日の夜中に決定した。倉庫荒らしの後始末ぐらい、今までの冒険に比べれば単純な作業である。一行の誰もがそう考えていた。

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Edvag Goodgold

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■誤算
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 さてさて、ここからはプレイヤーの視点で書かせていただこう。
 DDOの舞台であるEberronの世界には、国家から独立した組織として、Houseというものが存在している。代々世襲されていく貴族のようなもので、独自の商業的活動がその地盤を支えていると思われる。それぞれのHouseはDragonmarkと呼ばれる、特殊な力を秘めた印を保持していて、その力を利用することで、他の組織から干渉を受けず、独自の勢力を保っている。Dragonmarkは全部で12種類あり、13あるHouseがそれぞれひとつずつ受け継いでいるらしい。12と13で数が合わないのは、戦争によって分裂したHouseがあるからだとかなんとか。
 おそらく詳細な設定があるんだろうけど、惜しむらくは、TRPGと同じ世界観なため、その資料が公式サイトやらで公開されることはないだろうってことだなぁ。TRPGはルール、設定資料、シナリオ、追加要素などのデータを出版物として販売することで利益を得ているため、Webなどで公開されないし、しちゃいけないんだよね。というわけではっきりした資料を持っていないため、ここで書いたことも、妄想補完されたかなり適当な話である。うむ。

 閑話休題、この日のパーティーは、Ranger Level5/Cleric Level4/Rouge Level4/Wizard Level4/Wizard Level3、という5人構成。いままで多くのクエストを3人でこなしてきた我々にとっては、久々の大所帯である。
 "House of Kundark"の"Ever Full Fragon"亭を訪れた一行は、Edbag Goodgoldというドワーフからの依頼を請け負った。それにしても、いかにも金持ってそうな名前である。もしかしたら、このドワーフもこのHouseの関係者なんだろうか?請け負った依頼は、冒頭にあった通り、単純そうである。レベル6のMediumクエストではあるものの、ちょっとした小遣い稼ぎ感覚の冒険者一行は、意気揚々と倉庫へ向かうのであった。

 倉庫へ入った後は、例のごとく慎重に進む。いつもと違う点は、先頭で偵察をつとめるのが、RangerのLlewさんではなく、RogueのYellowさんだということだ。ここはぜひ本職さんの仕事ぶりを堪能したいところである。

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久々の大所帯

 まず、入り口からすぐの通路に、壁が上がる仕掛けを発見するが、ここで一行はミスを犯してしまう。すっかり油断していた我々は、全員が壁に近づいた状態で、仕掛けを動かしてしまったのだ。開いた先の部屋からは、スペル・キャスターと怪物の群れが大挙して押し寄せてきた。かくして、パーティー全体が敵の数も分からないうちに、包囲の憂き目にあってしまう。さらには、目くらましの範囲魔法がいたるところに散布され、パーティーが分断されてしまった。あやうし僕らのハーフリング隊!この目くらましの中では、私も誰がどこにいるのかが把握できない。集中攻撃を浴びないよう、常に動きながらなので、マップを確認する余裕もないのだ。後退して立て直したいところだが、みるみる減っていくメンバーのHPを回復させるために、見えない戦場の中で駆け回らざるを得なかった。

 それでもなんとか修羅場を乗り切り、死者を出さずに済んだ。ただ、代償として大きくSPを失ってしまったが。しかし!ここまで苦労したのだから、何かいいものがあるに違いない。そう、部屋中央に設置されたその宝箱の中に!今回本職のRogueさんがいるので、鍵がかかっていても安心だ。あんし・・・あん、あれ?

 どうやらOpen Lockのスキルでは開かないらしい・・・。

 ということは、設定されているなんらかの条件を満たさなければ、お宝ゲットはかなわないのである。ここで職人Yellowさんが、この部屋の3方の壁にそれぞれ隠し部屋を発見。おそらく、そのあたりに宝箱を開ける条件がありそうだ。そう、ここまで来たなら、開けてしまわねば。お宝もらわねば!
 鼻息荒く仕掛け扉を開いた一行を、再び激しい戦闘が襲う。

 いくつかの戦闘は乗り切ったものの、結局SP切れを起こした我々は、最後の隠し部屋から押し寄せてきた怪物の群れに蹂躙されることになった。さながら「見つけた隠し扉は開けてしまわねば気がすまない、冒険者の性」を逆手にとった「好奇心猫を殺す」的な罠のようだ。それ以前に、依頼者の倉庫から、お宝くすねようという根性がダメだったか!?

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隠し部屋で遭遇したCR7の敵、Bram Brimstone

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■Agent Westbrooke
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 もちろん、このままでは引き下がれない冒険者たちは、再チャレンジ。すでにクエスト・インスタンスは消滅してしまったので、最初からのやりなおしである。
 今回は宝箱のある部屋の3方にある隠し部屋を、無視することにした。この先、どれだけ戦闘があるかわからないため、序盤での消耗をなるべく避けようという作戦である。宝箱の部屋にいる敵との戦闘はおこなったものの、うまく遠距離戦とPullで各個撃破に持ち込み、ほとんど損害はなかった。

 その後、黙々と倉庫の箱を壊し続ける変なおっちゃんを発見し、制裁を加えておいた。

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嬉々として倉庫内の荷物を壊していたなぞのおっちゃんGwydion Dogbane、一応CRは7

 やがて、最後の部屋らしき広間に辿り着いたが、なにやらやばい雰囲気が漂っている。壁には青い光に包まれたゴーレム、中央には同じく青い光に包まれた巨大なカマドウマが鎮座している。もしやこれが件の「時を止める魔法で封じられている怪物」なのだろうか?一同に緊張が走る。巨大な怪物に気をとられて最初は気づかなかったが、広間をよく見ると、強盗団のような連中が徘徊している。その中にはボスらしき"Agent Westbrooke"というHumanが混ざっていた。


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 って、Agent WestbrookeのCR11(※)じゃん!?

 これは尋常じゃない数字である。というか、初めて見る数値だよ!ついこの間、とあるクエストでCR8のボスと戦い、殴りで一撃死させられたばかりである。ますます緊張感が高まってくる。そんな中、Llewさんは着実に敵をPullし、各個に撃破していく。

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とにかく巨大なカマドウマ
 
 遂に問題のAgent Westbrookeの番になった。しかし、このまま無策に突撃しては、青い光に包まれた巨大な怪物が動きださないとも限らない。盗賊らしき連中も次々と現れては徘徊しているようなので、うまくこちらにおびき寄せて戦うことになった。Llewさんにありったけの補助魔法をかけ、戦闘開始!

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理想的な形でボス戦開始!

 見事、ボスはこちらの術中にはまり、1vs5の状況に持ち込むことに成功した。
 外見から判断するに戦士っぽいボスなので、一撃当たったら即死の可能性が高い。Llewさんはうまく攻撃をひきつけ、盾で完全防御の姿勢をとっているようだ。その間、私とYellowさんで後ろから攻撃し、WizardであるZylmethさんとHeavyMetalさんは、次々と攻撃魔法を叩き込む。画面上の20面ダイスを見る限り、Pericの攻撃は19と20の目でしか命中していない。やはり、こういうときは、Wizardの攻撃魔法が頼りである。

 戦闘開始後、1分ほど経ったであろうか。結局、ほぼ無傷でボスは打ち倒された。一見危なげなく倒したようではあるが、Llewさんがまともに一撃食らっていたら、そのまま総崩れになっていたのかもしれない。

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勝利!おまけにレベルアップ!

 ボスを倒し、部屋の中を徘徊する盗賊たちも片付けた一行は広間の奥へと進み、宝箱を発見する。しかし、これを開いたら、あの巨大な怪物たちが動き始めるかもしれない。ここはひとつ慎重に・・・。って、もう開けてるー!?

 かくして、倉庫の掃除を終えた一行。個人的には怪物が動き出すところをちょっと見てみたかったと思いながら、ちゃっかり宝箱の中身をいただき、倉庫跡を去るのであった。

※CR・・・Challenge Rating。敵の脅威度をあらわす。「平均レベルがそのCRと等しい4人のパーティ」と互角に戦う能力がある。

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DDO雑記:後退戦術

 ここのところ敵のレベルも上がり、きつい戦闘が続くようになりました。我々ハーフリング隊が得意とするのは、先に敵情を探り、有利なポジションからの先制攻撃と遠距離戦です。しかし、徐々に厳しくなるクエストを乗り切るために、さらなる戦術を身に着ける時期に来ているのかもしれません。

 Llewさんもおっしゃっていましたが、我々は特に不意の待ち伏せへの対応が弱点のひとつとなっているようです。予想外の接近戦に遭遇した場合、前述の戦法がとれず、正面切ったガチンコ・バトルへ突入してしまうことがあります。もちろん、互角以上の戦いができる相手ならばいいのですが、そうでない場合が問題です。なによりガチンコの消耗戦は、ラブリーかつクレバーな振る舞いを身上とする、ハーフリング隊には似合いません。

 そこで思いつくのが、危険な不意打ちにあった場合、いったん後退する戦術です。ある程度長い距離を後退することで、敵の戦力を分散させることができます。もちろん単調に後退するのではなく、魔法や遠距離武器を蛇行して避け、障害物で射線を切ります(ここらへんは、戦術うんぬん以前の基本動作ですね)。ある程度後退できたら、回復、補助魔法で体勢を整えつつ、バラバラと追ってくる敵を各個撃破していけばいいのです。
 ただ、ここでメンバー同士が離れすぎてしまうと、逆にこちらが各個撃破されかねません。そこで、仲間の動きから意図を把握し、後退・前進の判断をする「阿吽の呼吸」が必要になってきます。サッカーでいうところの、オフサイドトラップのように、無言の連携で戦線を前後させるのです!あ、こう書くとなんかかっこいいですね!?

 退路を断たれるトラップも多いですし、なかなか理想通りに事は運ばないと思うのですが、「あっ!」と思ったときに、なるべく自分たちの得意なフィールドに引き込めるような、柔軟な連携をとれるようになりたいですね。例えば、狭い部屋でも柱の影などの障害物を利用すれば、うまく体勢を立て直したり、被ダメージを抑えながら攻撃できますし。

 と、おそらくここを見てるDDOプレイヤーからは、そんなこととっくに承知だよ!動けてないのはオマエだけだよ!とか言われそうです。ダメ・クレリックですいません。:P

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豚耳大好き!

 義姉の家で生まれた4匹の子犬たちは、それぞれ引き取られていきました。オス3匹は、猟犬として育てられるそうです。そして!残り1匹は私の実家で、家族の一員として迎えられることになりました!ぱちぱちぱち。

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 元気いっぱいに遊びまわっては、突然電池が切れたように眠り始めます。犬バカだと言われようが、もう可愛いすぎ!

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 子供のうちは歯がかゆくて、いろんなものを噛みます。飼い主の匂いのついたものや、手や着ているものなどなど、結構大変です。なるべく"噛んでもいいもの"に誘導しているんですが、中でも豚耳が大好き!ものすごい勢いでガリガリやってます。

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「あたしのぶたみみー、ガブッ!」

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